Arabicabeans’s diary

認知症の母とMCIの父の介護記録

母のできることがだんだん減っていく

今年の始め頃は、まだ洗濯もできていた。

今は、洗濯機の使い方もわからなくなってしまい、洗濯を毎日しなければならないことも忘れてしまったようである。

 

2ヶ月前は、お皿だけはきちんと洗っていた。

今は、流しにたまったお皿さえも洗えなくなってしまった。

 

これが、認知症が進行するということなのだろう。

 

ただ、私が一緒について「お皿を洗おうね。」と言えば普通にできるので、そばでサポートしてあげられれば少しは進行も遅らせられるのかもしれない。が、如何せん、遠距離なので頻繁にはサポートもしてあげることもできない。このまま、進んでいくのを只々見ていることだけしかできないのだろうか。

 

せめて、電話でも頻繁にしてあげようと思って、ペットカメラで母がリビングにいるのを確認しながら、電話してみる。

 

最近では、電話がどこにあって、どうやって出ていいのかも混乱している様子が、カメラを見ながらかけるとわかる。

 

まず、電話がなると、テーブルにおいてあるテレビのリモコンを耳にあて、「もしもし」と言っている。私は、「お母さん、それは電話じゃないよ。」とペットカメラから叫びたくなるが、下手にカメラに注意を向けられると後でコンセントを引っこ抜かれるので、カメラからは呼びかけないようにしている。

 

その後、エアコンのリモコン、室内の電気のリモコンを順番に耳にあて、もしもしと言っている。

 

一通り、リモコンと戯れるとやっと電話のありかに気づく。