Arabicabeans’s diary

認知症の母とMCIの父の介護記録

え?生肉?

先日、39度の猛暑日の中、実家に帰省した。駅から20分ぐらい歩いたところにあり、着いたときは汗だくだった。母は、「暑いから、何か冷たいものでも飲めば。」と言って、冷蔵庫から飲み物を出してくれているようだった。

 

え?なにコレは?

 

そこには、キンキンに冷えたオリーブオイルが、なみなみとコップに注がれていた。



オリーブオイルを飲むと健康にいいというのは、いつかテレビで見たことがあるような気がするが😥 さすがにこの量は飲めない。

 

「こんなもの、飲めるか!」と心のなかで叫びながら、私は「これは、後で料理に使おうね。」と言って、母の見えないところに隠した。



母の食べ物(特に飲み物だが)に関する感覚は、日々、おかしくなっている。

 

デイサービスのない日、私は、母が水分をとれているか、電話で確認することにしている。

 

電話を持ちながら、母に冷蔵庫を覗いてもらった。

「冷蔵庫に、お茶が入ってよね。」と私が、言うと「お茶はないわ。」「料理酒とか麺つゆって書いてあるのが、入ってるから、これでいいか?」という。

 

「よくない!それは飲み物じゃないよ!」

 

さすがに、冷蔵庫にはカメラはついてないので、最終的に母が何を飲んだのか、確認できないから、おそろしい。

 

先日、主治医にそのことを話したところ、

 

「これから、食べ物でないものも食べてしまう可能性があるので、気をつけてください。」と言われた。

 

「生肉とか。」

 

え?生肉?

 

私は、生肉にかじりついている母を想像して、ゾッとした。