Arabicabeans’s diary

認知症の母とMCIの父の介護記録

恒例の緊急呼び出し

 

今年も暑い日が続いているが、例年のごとく、緊急のお呼び出しがきた。

父は毎年、恒例行事のように、熱中症で救急搬送される。

 

その日、私は介護のことも忘れ、エアロビとジャズダンスの連続制覇に挑み、気持ちよく家に帰ってきた。汗だくでスポーツジムから帰り、家でシャワーを浴びようとしていた、まさにその時、家の電話が鳴った。

 

何か、嫌な予感を感じながら、電話に出るとケアマネさんからの電話だった。「お父さんが、コンビニの前の道路で倒れて救急搬送されたんですって。今からすぐ病院に向かえますか?」

父が住んでいる地域はその日、38度。

なぜそんな暑い日に!何をしに行ったんだ!?

 

私がエアロビに明け暮れている間にケアマネさんは何度も連絡をくれたそうだが、電話をとったのは5時を過ぎていた。これから急いで行っても、到着は9時すぎ。シャワーを浴びて支度をしていったら、10時近くになってしまうだろう。

 

とりあえず、病院に問い合わせ、父の様態を確認したら、転んだ際に、頭から転倒したので傷はあるが、意識の方ははっきりしているので、次の日には退院できるとのこと。

 

とりあえず、父だけならその日は行かずとも済むのだが、デイサービスにいる母を引き取りに行かなければならない。到着するのが9時すぎになるので、もちろん送ってきてはくれないので、私が迎えにいくことになった。

 

私は、仕方なくシャワーはあきらめ、着替えだけして家を出ることにした。

 

電車の中は、クーラーが効きすぎて寒い。慌てて家を出てきてしまったので、羽織るものもなく、汗だくだった体も冷え切ってしまった。

 

長い車中、父を責めたくなる気持ちでいっぱいだったが、

如何せん、父も母ほどではないが認知能力が低い。父が暑さの度合いがわからないのは、仕方ないのだろう。

 

去年は、炎天下、お墓の周りの草むしりをしている最中に熱中症で倒れた。

その前の年も、おそらく庭の草むしりをしている最中だったと思う。

 

私は、毎年決まって起こることなのに、みごとに毎回サプライズさせられている。

まだまだ暑い夏は続く。心の休まる日はなさそうだ。