Arabicabeans’s diary

認知症の母とMCIの父の介護記録

ペットカメラ、その後

その後実家に行く度にカメラのコンセントをさしてきたが、家に帰る電車の中で確認すると、すでに抜かれている。このいたちごっこを何回か繰り返した。

 

やはり、台所のコンセントでは、どうしても母の目についてしまうので、場所を変えなければならない。母の目につきにくいところ。

 

目につきにくいところは色々あるが、目につきにくくても、そこに母が行かなければ意味もない。回り回って、結局、プライバシーもへったくれもなく、リビングの正面のテレビの裏にあるコンセントを選んだ。テレビの裏に隠れていて、さすがの母もテレビの裏にまで手を回していちいち線を抜くことはしない。

 

家に帰ってから、カメラを覗いてみた。思った通り、カメラの線は抜かれておらず、見ることができた。成功!

 

しかし、カメラをテレビの横に置いているため、両親の顔を真正面からどアップで見ることになった。

 

二人はテレビを見ながら、こちらを見て食事をしている。そこまで、しっかり彼らの日常を覗き見たいとも思わなかったので、何だか、きまりが悪い。

 

だが、様子が見えるようになったことで、母のおかしな言動に振り回されなくてすむかと思うと、カメラの設置が成功しただけでも、少し介護のストレスが緩和されたような気もする。

 

とりあえず、ペットカメラを巡る母との攻防?は、落ち着いた。