Arabicabeans’s diary

認知症の母とMCIの父の介護記録

そんな二人暮らし

熱中症警告が出ているのにもかかわらず、暑さにさらに追い打ちをかける母の行動を目の当たりにして。

母が一人暮らしならともかく。一応、一緒に暮らしている父の助けをかりたいものだ。が、その父に助けを頼むのも、大変な労力がかかる上、全く用をなさない。

まず、父はおそろしく耳が遠い。向こうからは、一方的に用件を言ってくることはあるが、こちらの用件を伝えることは不可能に等しい。

「あのさ、この暑いのに、お母さんがストーブにあたってるんだよね。」と、私が電話で言うと。

「ああ、スープはお母さんは全然飲まないなあ。しょうがないから、おれが一人で全部食べたよ。」ってな、感じで全然話がかみ合わない。

また、たとえ、父がその母の熱中地獄に出くわしたとしても、なお、問題点に気づくかさえも、わからない。

おそらく、母が本格的に熱中症になり、そこに倒れているのを目にするまでは、何のアクションもおこさないであろう。

そんな、二人暮らしである。